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2013年12月6日金曜日

Raspberry Pi の初期設定(備忘録)

Raspberry PiのOSを書き込んで起動したら最初にやること
・タイムゾーンの設定
・アップデート
・IPアドレスの固定
・ホスト・ドメインの変更
・ユーザーの追加
・SSHのログイン認証設定
・無線LANの設定

を以下に示す.



【タイムゾーンの設定】


1. ssh でログイン(IPアドレスは適当に探る.ユーザ名は pi ,パスワードは raspberry )
@client $ ssh pi@192.168.*.*

2. raspi-config を実行し,1.Expand-Filesystem,4.Internationalization Optionsを設定
pi@raspberrypi ~ $ sudo raspi-config

3. 再起動する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo reboot



【アップデート】


4. ssh でログイン(ほとんどの場合,さっきと同じIPアドレス)
@client $ ssh pi@192.168.*.*

5. アップデートを実行
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get update
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get upgrade -y
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get dist-upgrade -y
pi@raspberrypi ~ $ sudo rpi-update
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get autoremove -y
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get autoclean -y
pi@raspberrypi ~ $ sudo apt-get clean

6. 再起動する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo reboot



【IPアドレスの固定】


7. ssh でログイン(ほとんどの場合,さっきと同じIPアドレス)
@client $ ssh pi@192.168.*.*

8.ネットマスクとゲートウェイのIPアドレスを調べる
pi@raspberrypi ~ $ route -n
(実行結果例)
カーネルIP経路テーブル
受信先サイト    ゲートウェイ    ネットマスク
0.0.0.0         192.168.100.1   0.0.0.0
192.168.0.0     0.0.0.0         255.255.255.0

9. /etc/network/interfaces を管理者権限で開き,以下のように編集する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo vi /etc/network/interfaces
(一部のみ表示)
#iface eth0 inet dhcp
iface eth0 inet static
network         192.168.100.0       ←一番右を0に
gateway         192.168.100.1       ←ゲートウェイのIPアドレス
dns-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4     ←Google提供のDNSサーバー
address         192.168.100.2       ←固定したいIPアドレス
broadcast       192.168.100.255     ←一番右を255に
netmask         255.255.255.0       ←ネットマスク

10. 再起動する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo reboot



【ホスト・ドメインの変更】


11. ssh でログイン(固定したIPアドレス)
@client $ ssh pi@192.168.100.2

12. /etc/hostname を管理者権限で開き,ホスト名を変更する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo vi /etc/hostname

(変更前)
raspberrypi
(変更後)
hoge

13. /etc/hosts を管理者権限で開き,127.0.1.1 を変更する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo vi /etc/hosts

(変更前)
127.0.1.1       raspberrypi
(変更後)
127.0.1.1       hoge.co.jp        hoge

14. 再起動する.
pi@raspberrypi ~ $ sudo reboot



【ユーザーの追加】


15. ssh でログイン
@client $ ssh pi@192.168.100.2

16. ユーザー piyo を追加する
pi@hoge ~ $ sudo adduser piyo

17. 標準エディタを vi に設定する.
pi@hoge ~ $ export EDITOR=/usr/bin/vi

18. 次のコマンドを実行し,
pi@hoge ~ $ sudo -E visudo
一番最後の行に
piyo ALL=(ALL) ALL
の一文を追加する(ユーザー piyo で sudo が使えるようになる)

19. 再起動する
pi@hoge ~ $ sudo reboot



【SSHのログイン認証設定】


20. ssh でログインする際に,パスワードではなく rsa 認証にする.
@client $ ssh-copy-id piyo@192.168.100.2
(ただし,クライアント側はrsaキーを設定済みとする)



【無線LANの設定】


21. ssh でログイン(piyo でログインする)
@client $ ssh piyo@192.168.0.32

22. スーパーユーザーになる
piyo@hoge ~ $ sudo -s

23. 無線LANの設定をする(環境により多少異なるので他のサイトも参照されたし)
root@hoge:/home/piyo# wpa_passphrase SSID名 パスワード >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

24. 標準ユーザーに戻る
root@hoge:/home/piyo# exit

25. /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf を管理者権限で開き,
piyo@hoge $ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
次のように修正する.
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
        ssid="SSID名"
        psk=***********************
        proto=RSN
        key_mgmt=WPA-PSK
        pairwise=CCMP
        group=CCMP
}

26. /etc/network/interfaces を管理者権限で開き,
piyo@hoge ~ $ sudo vi /etc/network/interfaces
次のように修正する.
#iface wlan0 inet manual                              ←コメントアウトする
iface wlan0 inet static                               ←追加する
#wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf     ←コメントアウトする
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf      ←追加する
network         192.168.100.0       ←一番右を0に
gateway         192.168.100.1       ←ゲートウェイのIPアドレス
dns-nameservers 8.8.8.8 8.8.4.4     ←Google提供のDNSサーバー
address         192.168.100.3       ←固定したいIPアドレス
broadcast       192.168.100.255     ←一番右を255に
netmask         255.255.255.0       ←ネットマスク
iface default inet dhcp

27. 再起動する
@raspberry $ sudo reboot

ifconfigを実行して,wlan0 に IPアドレス が振られていれば設定は完了.





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